シェアエンジニアリングとはどんな組織なのか? という質問に答える記事です。

本文は弊社の運営者の一人である須藤翔平の個人ブログ「ゆめものがたり」の記事より引用しています。

 

 

以下引用


 

 

時間が経つのは早いもので、また新しい一年が始まりました。

 

2015年は私にとっても本当に色々なことがあった一年で、特に人の「ご縁」というものをとても強く感じた一年でもありました。

その「ご縁」の源泉と言うべきか、きっかけと言うべきか言葉に迷いますが、それがあったおかげでの一年間だったとも言えるものとして、2015年4月に仲間と共同で立ち上げた「シェアエンジニアリング」という事業体があります。

 

これについて、関わってくださった方々にはとても興味と関心をいただけていますが、その組織としての形態がとても一言では伝わりにくいものであるため、「あそこは何をしているのか分からん。」と言われることもしばしば。

 

個人的にはそれはそれで面白いかな〜とも思っていますが、やはり一つの事業体として継続、発展させていくためにも、今回の記事では「シェアエンジニアリング」についての説明をさせていただこうと思います。

 

これを読んで、ぜひ我々にご興味を持っていただければとても幸いです。

 

 

 

まず根幹にあった問題点

 

組織の立ち上げに際しての根幹となった考え方として、「個人事業主って孤独だよね」という問題点があります。

 

その意味は多岐にわたり、その問題点こそがシェアエンジニアリングの存在意義でもあるので、それぞれについて解説していきます。

 


 

 

①些細な相談事やアイディアを話せる相手がいない

 

例えば自宅をオフィスとして一人で仕事を行っているような人の場合、ちょっとした疑問を相談できたり、思いついたアイディアを話してアドバイスや意見を求めたり、雑務を手伝ってくれるような人はいません。

本当の意味で個人の事業主として一人で仕事をしなければならないので、どうしても「寂しい」という気持ちが募ってしまうことがあります。

 

 

②仕事の仲間がいない

 

例えば街によくあるコワーキングスペースや共同オフィスなどでよく見られますが、「同じ空間で仕事をする人同士のコミュニケーションやコラボレーションを生み出す」というような謳い文句があります。

その理念はとても素晴らしいものですが、そのスペースで実際にコラボやコミュニケーションが生まれているのかというと正直疑問に思わざるを得ないところがあります。

いくら会員同士がスペースを共にしているといっても結局は他人同士なので、例えば一人で机に向かって作業している人のところに「すみません」と声を掛けて隣に座るなんてことはほぼ考えられないでしょう。

街のコワーキングスペースや共同オフィスでは、正直その期待に応えられるとは思えません。

 

 

③「自宅がオフィス」という対外的な信用度

 

店舗やサロンなどの固定物件が必要となる事業主の方以外は、自分の自宅をオフィスとして使用していることが多いと思います。

そうなると名刺やホームページなどにも自宅の住所を書くことになるわけですが、その場合の社会的な信用度は決して高いとは言えないのが現状ではないでしょうか。

しかし自分でオフィスを構えるというとさすがにハードルが高く、スタートアップの個人事業主などにとってはなかなか難しいと言えます。

 

 

④全て自分で動かないといけない

 

個人事業主はやはり個人なので、全ての業務を一人でこなさないといけません。

もちろん自分のキャッシュポイントである部分については当然ですが、例えば人の集まるところに赴いてお客さんを見つけたりといった営業活動も一人で行わなければならない。

これもなかなかエネルギーの必要なことで、「誰かが自分の代わりにお客さんを見つけてくれればいいのに…」と考えてしまうことがあります。

しかし人を雇うほどの余裕もないので、やっぱり自分で動かないといけません。もどかしいところです。

 

 

⑤セミナーやミーティングができる場所がない

 

物件を持っていなければ、セミナーや指導、ミーティングなどを行おうと思うとさすがに自宅でやるわけにはいかないので、どこかの会議室を借りたりカフェでやったりといった手段を選ぶことになります。

しかしその場所代やコーヒー代もなかなかバカにならないので、このことも上記のような仕事をする人にとっては悩みの種になってしまうことでしょう。

 

 


 

 

以上に駆け出しの個人事業主が抱えるいくつかの問題点を掲げました。

 

シェアエンジニアリングはこれらの問題点全てに解決策を与える事業体であり、これらの問題点が存在することこそが組織の存在意義でもあります。

 

つまり、信頼できる仲間同士が密にコミュニケーションをとることで、日常の相談やアドバイスを相互に行え、時には雑務を手伝ったり、時には仕事をシェアしたりなどができるのです。

その活動の拠点としてオフィスをシェアし、自分の事業の所在地として住所登記したり、セミナーや交流会などを開催したりができます。

さらに仲間である入居者それぞれがそれぞれの事業の代理店のように動くことで、パートナーや顧客を見つけてきたりといった人脈の交換も可能になるのです。

 

一人でオフィスを借りたり営業活動や雑務、ある事柄の決断などを全て行おうとすると大変ですが、「仲間がいればめっちゃ楽でしょ?」といった感じです。

 

 


 

 

ここまでが、シェアエンジニアリングの簡単な説明です。

 

 

ただし、

今回の記事ではあくまでも個人事業主の抱える問題点という一点に注目し、その面から見た視点で書きました。

これはシェアエンジニアリングという事業体のことを説明するものではありますが、組織の目指すビジョン全体からすれば一面でしかありません。

 

シェアエンジニアリングの目指すビジョンは他にもありますが、それら全てを書こうとすると文章量が膨大になってしまうので、また別の記事にて付け加えていきたいと思います。

 

 

とりあえず今回の記事では、「孤独な個人事業主を助けるものなんだ〜」くらいに認識していただければ幸いです。

 

 

そしてシェアエンジニアリングのパートナーというか入居者というか、お仲間も募集していますので、ご興味ある方はご連絡くださいませ。

 

 


 

 

筆者:須藤翔平

引用元:ゆめものがたり 仲間との共同事業「シェアエンジニアリング」の話